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日本文化入門  

その基層から美意識まで
書名かな にほんぶんかにゅうもん そのきそうからびいしきまで
著者(編者)名 板垣俊一 著
著者(編者)名かな いたがきしゅんいち
ISBNコード 978-4-8386-0466-1
本体価格 2,300円
税込価格 2,530円
判型 A5判並製カバー装
頁数 240頁
刊行日 2016年7月30日
在庫 現在品切れ中
 ひとくちに日本の文化といってもその裾野は随分と広いため、どこから手をつけたら良いのか見当をつけにくい。加えて社会情勢が大きく変化する中で、現代の若人にとってはますます縁遠いものとなっていよう。
 そのような状況をふまえ、本書では日本文化の基層から美意識に到るまで、豊富な図版を織り交ぜながら、十章にわけて開扉する。

第一章  「日本」とは
  一 国号としての「日本」の成立
  二 太陽信仰と日の丸と天皇
  三 渡来人列島
  四 日本の国家と民族

第二章  「文化」と「文明」
  一 「文化」は毎時の翻訳語
  二 明治における異文化との出会い
  三 「文化」の意味をどう定義するか

第三章  日本文化の基層
  一 雑穀農耕文化
  二 稲作の文化
  三 照葉樹林文化
  四 北方の文化的要素
  五 農業生産と社会意識の形成

第四章  日本的心情
  一 相手志向的な性格の文化
  二 恥と義理
  三 人情

第五章  伝統芸能
  一 伝統芸能における身体所作の特徴
  二 能と歌舞伎にみる神事・民間信仰的要素
  (1)能にみる神事・祭式性
  (2)歌舞伎
にみる神事・祭式性
  (3)歌舞伎の舞台
  (4)相撲の神事芸能性

第六章  茶の湯
  一 茶の湯の次第
  二 茶室の空間と美術鑑賞
  三 侘茶の心―否定の美学
  四 利休の逸話にみる茶の湯の心
   column―日本文化の対極性
   
column―遊芸の文化

第七章  音楽文化
  一 日本の代表的な音階とそのルーツ
  二 和楽器の由来―箏と琵琶を例に―
  三 三味線について
   
column―中国雲南省少数民族の三絃
  四 日本の音
  (1)一つの音を味わう耳
  (2)音楽における〈間〉の美学
  (3)自然界の音を味わう耳
  (4)虫の声―音楽と「日本人」の言語脳―
   
column―音楽は世界共通の文化か

第八章  信仰と宗教
  一 日本的佛教
  二 祖霊崇拝
  三 寺院と神社
  四 神道
   
column―内村鑑三が唱えた無教会主義のキリスト教
  五 自然信仰と神観念
  六 穢れと浄めの観念
  
column―お祓い

第九章  自然観
  一 身近に取り込まれる自然
  二 象徴主義
  三 四季の成立
  四 描かれた自然

第十章  美意識
  一 抑制された表現の意味
   column―限定された条件のなかの工夫
  二 中世の美意識「幽玄」について
  三 芸道と幽玄

〈引用文献〉一覧

あとがき


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